「薬局」の役割が注目されている
日本調剤株式会社は、自主企画調査『薬局、かかりつけ薬局に対する生活者の認知・意識』の結果を、2月18日に発表した。
同社は、全国47都道府県で調剤薬局を展開する企業。今回の調査は、地域における医療・健康管理の拠点として「薬局」の役割が注目されている事を受け、実施したもの。調査対象は、全国の20歳~70歳以上の男女1008人。
薬局利用経験、9割近くの人があり
同調査ではまず、『薬局』に対する認知と意識を調べている。結果、9割近くの人が処方薬の調剤を目的に『薬局』を利用した経験があり、利用経験人の半数近くが処方薬をもらう際に「毎回同じ調剤薬局に行く」と回答。『薬局』に対して持つ認識については、「薬剤師がいる」が82.3%、「医療機関で処方された薬をもらえる」が81.7%を占めた。
『かかりつけ薬局』に対する認知と意識については、4割の人が『かかりつけ薬局』という言葉を「見た(聞いた)事はない」と回答。性年代別で見ると、最も認知率が低いのは男性50代であり、逆に認知率が高いのは女性40代だった。男性50代は半数以上が「見た(聞いた)事はない」と答え、女性40代は46.4%が「見た(聞いた)事はある」と答えている。
まだ進んでいない「かかりつけ薬局」の認知
日本調剤は今回の調査結果から、多くの人が処方せんを扱う薬局すなわち調剤薬局の利用経験があり、半数近くの人が常に利用する薬局を持っているものの、薬局を「薬剤師がいて処方薬を受け取るところ」と認識していると考察。「かかりつけ薬局」の認知は、まだ進んでいないとしている。
調査の詳細は、同社のプレスリリースで。
(画像はプレスリリースより)

『薬局、かかりつけ薬局に対する生活者の認知・意識』に関する調査を実施しました - 日本調剤株式会社
http://www.nicho.co.jp/corporate/info/13476/