アストラゼネカと塩野義製薬が共同で
アストラゼネカ株式会社と塩野義製薬株式会社は、2月17日、高コレステロール血症治療薬である「クレストールOD錠2.5mg」および「同5mg」の製造販売承認を、2月15日付で取得したと発表した。
同剤は、両社が国内で共同販売を行っている「クレストール錠」の新剤形にあたる。
「クレストール錠」の口腔内崩壊錠
「クレストール錠」は、世界100ヵ国以上で承認されているHMG-CoA還元酵素阻害剤。日本では、2005年に高コレステロール血症と家族性高コレステロール血症の適応で製造販売承認を取得し、既に多くの患者の治療に使用されている。
今回製造販売承認を取得した「クレストールOD錠」は、高い硬度を有しているにも関わらず速やかに崩壊するOD錠(口腔内崩壊錠)。「水あり」「水なし」どちらの服用も可能であることから、嚥下機能が低下している患者や、水分摂取を控える必要がある患者などに、新たな治療の選択肢を提供する。また、患者自身の服薬コンプライアンス向上につながることも期待できるという。
高コレステロール血症の治療に貢献
アストラゼネカと塩野義製薬は、2005年より「クレストール錠」に関する共同販売契約に基づいて販売を開始。「クレストールOD錠」に関しても、同様に共同販売を行うとしている。なお、「クレストールOD錠」の開発は、塩野義製薬が行った。承認申請はアストラゼネカが行い、承認を取得している。
アストラゼネカと塩野義製薬は今後も、「クレストール錠」ならびに「クレストールOD錠」を通じて、今まで以上に高コレステロール血症患者の治療に貢献できるよう尽力するとしている。

高コレステロール血症治療薬「クレストールOD錠2.5mg、OD錠5mg」の製造販売承認取得のお知らせ - アストラゼネカ株式会社
http://www.astrazeneca.co.jp/media/pressrelease/