「使用実績がありかつ特許が切れた医薬品」
ファイザー株式会社は、2月15日、エスタブリッシュ医薬品事業部門が担当する後発医薬品10品目について、製造販売承認を取得したと発表した。
同社は、使用実績がありかつ特許が切れた医薬品、すなわち長期収載品と後発医薬品を、エスタブリッシュ医薬品と呼んでいる。
アムバロ、オランザピン、カルベジロール
今回ファイザーが製造販売承認を取得したエスタブリッシュ医薬品は、以下の通り。
選択的AT1受容体ブロッカー/持続性Ca拮抗薬合剤の、アムバロ配合OD錠「ファイザー」。抗精神病薬の、オランザピン錠2.5mg「ファイザー」と同5mgおよび10mg。抗精神病薬の、オランザピンOD錠2.5mg「ファイザー」と同5mgおよび10mg。抗精神病薬の、オランザピン細粒1%「ファイザー」。そして慢性心不全治療剤の、カルベジロール錠1.25mg「ファイザー」と同2.5mg。
アムバロ配合OD錠は、エックスフォージ配合OD錠の後発医薬品として初めて承認された品目。オランザピン錠と同OD錠「ファイザー」、そして同細粒は、後発医薬品として初めて承認されている。カルベジロール錠は、規格追加品目。
「標準的な治療薬」として
承認された品目のうち、カルベジロール錠はファイザーが、オランザピン細粒は同社の業務提携先であるマイラン製薬株式会社が、アムバロ配合OD錠とオランザピン錠および同OD錠はダイト株式会社が、同日付で製造販売承認を取得した。
ファイザーは、自社の長期収載品と後発医薬品の区別なく、「大切に、長く使われていく標準的な治療薬」をとして取り扱っていくとしている。

エスタブリッシュ医薬品事業部門 後発医薬品の承認取得 - ファイザー株式会社
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/