米国のアトピー性皮膚炎患者のために
大塚製薬株式会社(以下「大塚製薬」)とメディメトリクス ファーマシューティカルズ インク(以下「メディメトリクス社」)は、米国におけるOPA-15406の開発・販売・製造権について、大塚製薬から皮膚科領域に特化した米国メディメトリクス社に導出を行う契約を2016年2月8日に締結したことを発表した。
OPA-15406
OPA-15406は、アトピー性皮膚炎の新しい治療薬として開発を進めているホスホジエステラーゼIV(phosphodiesterase4、以下「PDE4」)阻害作用を有する。PDE4阻害剤は、アトピー性皮膚炎の兆候や症状の原因とされるサイトカインやケミカルメディエーターの産生を抑えることにより、皮膚の炎症を抑制することが知られている。
OPA-15406は現在、米国においてアトピー性皮膚炎を対象疾患としたフェーズ2試験の段階にある薬剤であり、今回の契約により、メディメトリクス社は、OPA-15406の米国における開発、販売、製造の権利を取得し、今後フェーズ3試験実施を進めていく予定である。
今回、皮膚科に特化した製品の開発・販売を行っており、この領域に強みを持つメディメトリクス社に導出することで、米国で新しい薬剤を望んでいるアトピー性皮膚炎の患者に対する治療への貢献が期待される。

大塚製薬株式会社 ニュースリリース
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