北陸地方では初めて
2016年2月12日、テラ株式会社(以下「テラ」)は12日、学校法人金沢医科大学と提携契約を締結し、金沢医科大学病院においてテラのがん免疫療法「樹状細胞ワクチン療法」の技術、ノウハウの提供を開始すると発表した。北陸地方では初めての契約医療機関となる。
樹状細胞ワクチン療法
体内に侵入した異物を攻撃する役割を持つリンパ球に対して、攻撃指令を与える司令塔のような細胞である樹状細胞は、本来、血液中での数が少ない。
体外で大量に培養し、患者のがん組織や人工的に作製したがん抗原の特徴を認識させて体内に戻すことにより、樹状細胞からリンパ球にがんの特徴を伝達し、そのリンパ球にがん細胞のみを狙って攻撃させる、がん免疫療法である。
金沢医科大学
高度医療の提供、高度な医療技術の開発と評価、医師育成のための高度な医療に関する臨床研修を行う病院であり、2004年4月に北陸地方初の特定機能病院の指定を受け、地域に充実した医療サービスを提供している。
集学的がん治療の実績が高く評価され、「地域がん診療連携拠点病院」に指定されている。専門性の高い各臓器別診療科と協力・連携することで、良好なQOLを保ちながら治療提供を行っている。
2015年4月、「再生医療センター」が開設され、再生医療の基礎及び臨床研究を推進しており、今回の提携による樹状細胞ワクチン療法の導入で、北陸地域の患者に新たながん治療の選択肢を提供していく。

テラ株式会社 プレスリリース
https://www.tella.jp/company/release/2016/02/1074/