テーマは「常在細菌と生体制御」に決定
ベーリンガーインゲルハイム ジャパン株式会社は、2月12日、第53回(2016年度)「ベルツ賞」において募集する学術論文テーマを発表した。
同賞は、同社が1964年に設立した日本国内の医学賞。第53回の募集テーマは、「常在細菌と生体制御(Microbiome in Health and Disease)」に決定している。
多くの日本人医学者を育てたベルツ博士
「ベルツ賞」は、正式には「エルウィン・フォン・ベルツ賞」と称する。1964年、日独両国間の歴史的な関係を回顧すると共に、両国の医学面での交流を更に深めるという目的の下、設立された。
同賞の名称は、日本の近代医学の発展に大きな功績を残したドイツ人医師エルウィン・フォン・ベルツ博士に由来する。ドイツ・チュービンゲン大学で医学を学んだベルツ博士は、ライプチヒ大学講師を経て、1876年に来日。在日中は、現在の東京大学医学部の前身である東京医学校で教鞭を執り、数多くの優れた日本人医学者を育てた。
1等賞は800万円、2等賞は400万円
「ベルツ賞」は、医学分野の発展に真に寄与する研究を重視すべく、毎年特定の医学の分野に関する学術論文の募集を行い、優れた論文に対して賞を贈呈している。
ベルツ賞常任委員会は、2016年7月19日を応募期限として、第53回「ベルツ賞」への応募論文を日本全国から募集。1等賞には800万円、2等賞には400万円が、それぞれ賞金として授与される。

第53回「ベルツ賞」で募集する学術論文テーマは、「常在細菌と生体制御」に決定 - ベーリンガーインゲルハイム ジャパン株式会社
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