研究者と製薬企業が融合
塩野義製薬株式会社(以下、塩野義製薬)は、2016年2月15日、創薬を推進するため2015年7月に創設された英国ケンブリッジ大学でのコンソーシアムに共同研究企業として参画すると発表した。
このコンソーシアムは、大規模アカデミアが蓄積した高度な専門知識と創薬開発力をもつ製薬企業の融合により医薬品の創製を目指すもので、同大学やベイブラハム研究所、ウェルカム・トラスト・サンガー研究所の研究者とアステックス社、アストラゼネカ社、グラクソ・スミスクライン社が参加している。
創薬研究が迅速に
コンソーシアムでは、参加した研究者が、低分子化合物や抗体医薬など、参画した企業の保有する医薬品候補化合物に自由にアクセスできる上に、それらの作用機序や有効性、医薬品に展開する可能性も検証できる。
製薬企業と研究者の迅速なマッチングが可能となり、治療や創薬研究の迅速な開発が期待される。コンソーシアムにおける共同研究には参加企業が研究資金を提供し、研究成果の発表は共同で行われる予定である。
塩野義製薬は、自社の研究開発に加え、国内外のアカデミアや企業との連携を重視しており、今後も社外リソースの積極的な活用を含めた創薬を推進する考えである。

塩野義製薬株式会社 プレスリリース
http://www.shionogi.co.jp/