有効成分ルリコナゾールを含有
佐藤製薬株式会社は、1月22日、爪白癬治療剤「ルコナック爪外用液5%」の製造販売承認を同日付で取得したと発表した。
同剤は、有効成分ルリコナゾールを含有した爪白癬治療剤。今回の製造販売承認取得により、同社と株式会社ポーラファルマが情報活動および流通を行うとしている。
爪への浸透性も高めた
爪白癬は、約1200万人が罹患しているとされる疾患。日本人の10人に1人が罹患していることになるが、それほどの疾患でありながらも国内で承認されている薬剤は、経口剤が2種、外用剤は1剤のみに過ぎない。また経口剤による治療は、副作用や薬物相互作用に注意が必要であり、治療を制限されることがあった。
「ルコナック爪外用液5%」は、高い抗真菌活性を有するルリコナゾールを至適製剤化検討により高濃度で配合。なおかつ、爪への浸透性も高めた製剤となっている。適応菌種は、皮膚糸状菌。爪白癬に対する1日1回塗布により、有効性・安全性も確認されている。
爪白癬治療に対して新たな選択肢を提供
佐藤製薬は、2015年2月に「ルコナック爪外用液5%」の製造販売承認を申請。今回の承認取得により、爪白癬治療に対して新たな選択肢を提供することができると期待しているという。
同社は、情報活動および流通を共同で行うポーラファルマと協力して、爪白癬患者の治療に貢献していくとしている。

爪白癬治療剤「ルコナック爪外用液5%」製造販売承認取得のお知らせ - 佐藤製薬株式会社
http://www.sato-seiyaku.co.jp/newsrelease/