『電子版お薬手帳に関する意識調査』を実施
日本調剤株式会社は2014年10月1日より同社が開発した電子お薬手帳「お薬手帳プラス」のサービスを開始する。それに伴い同社は『電子版お薬手帳に関する意識調査』を実施し、その結果を公表した。
この調査は、「現在、紙(冊子)のお薬手帳を使用している(お薬手帳を持っていて、処方薬をもらう際に持参する人)」全国の20代~60代以上の男女1,095人を対象に行ったもの。
(画像はニュースリリースより)
認知度
「電子版お薬手帳」を『知っている』(「よく知っている」と「何となく何となく知っている」の合計)は全体の13.1%。性年代別でみると、20代男性は他の性年代より『知っている』割合が高く32.0%、次いで、30代男性23.7%であり、認知度は低いといえる。
利用意向
また、『知っている』と回答した人も実際に利用したことがある人は23.6%と利用経験者も少ない結果となった。また、今後「電子版お薬手帳」を使用してみたいかというアンケートに対しては、約半数の48.3%が使いたいという回答であった。
最も利用意向が高いのは30代の男性で58.9%、次いで60代以上男性、40代男性という結果であった。逆に最も利用意向が低いのは60代以上の女性だ。
電子版お薬手帳を「使いたい理由」を聞いた自由回答からキーワードを抽出したところ、【便利】、【忘れない】、【情報管理が容易】という回答が多くみられた。
紙のお薬手帳に対するメリットとデメリット
紙のお薬手帳を使用していて便利だと思う点に関しては、「薬剤師に薬の飲み合わせを確認してもらえる」、「自分の服用している薬をすぐに確認できる」という意見が多く、逆に不便な点に関しては、「ついつい持っていくのを忘れる」、「冊子なので持ち歩くとかさばる」という結果であった。

『電子版お薬手帳に関する意識調査』
http://www.nicho.co.jp/corporate/info/11633/