ロシュが甲状腺関連検査薬を発売
東京都港区に本社をおく、ロシュ・ダイアグノスティックスは甲状腺関連検査薬を発売することを2014年9月11日に発表しました。この薬の名称は「エクルーシス試薬 Tg II」と「エクルーシス試薬 カルシトニン」で、発売予定日は9月26日となります。
それぞれの薬の特徴とは
「エクルーシス試薬 Tg II」は、血中のTg値をおよそ18分で測定することができます。その際には電気化学発光免疫測定法を測定原理とする同社の自動分析装置を利用します。この薬の特徴は同社の既存品と比べて感度が高くなっている点があります。この高感度性は特に低濃度域において顕著に現れ、再現性が向上しています。そのため、低濃度域においてTg値をより正確に測定できることが期待されています。
「エクルーシス試薬 カルシトニン」は、血中カルシトニンを測定するため検査薬です。今までは血中カルシトニンの測定にあたっては、放射性物質を利用した検査方法のみ用いられていました。しかもこの方法では、測定に特殊な検査設備を要するのと、結果の判定には3日程度必要でした。しかし、今回の検査薬の登場で、検査時間は18分へと大幅短縮となり、検査場所は各病院で行うことが可能となります。

ロシュ・ダイアグノスティックス プレスリリース
http://www.roche-diagnostics.jp/