アステラス製薬と米国メディベーションが共同で開発
2014年9月11日、アステラス製薬株式会社は、経口アンドロゲン受容体阻害剤XTANDI(一般名:エンザルタミド)が転移性去勢抵抗性前立腺がんを追加適応症として米国食品医薬品局(FDA)から承認を取得したことを発表した。
同社は米国メディベーション社と共同で同剤の開発・商業化を進めている。
2012年8月には、ドセタキセルによる化学療法施行歴を有する転移性去勢抵抗性前立腺がんの治療薬として既に承認を取得。今回の追加承認により、化学療法の施行歴のない転移性去勢抵抗性前立腺がん患者にも使用が可能となる。
第3相PREVAIL試験において有意な全生存期間、無増悪生存期間の延長を確認
今回の追加適応申請には第3相PREVAIL試験の結果に基づき、優先審査が適用された。
同試験ではプラセボと比較した結果、エンザルタミドが死亡のリスクを29%低下させたことが判明。また、画像診断による増悪又は死亡のリスクについてもプラセボと比較して83%低下させたことが分かった。

経口アンドロゲン受容体阻害剤XTANDI(エンザルタミド) 米国での追加適応承認取得に関するお知らせ
http://www.astellas.com/jp/corporate/news/