2015年3月末日で終了
一般社団法人日本血液製剤機構と田辺三菱製薬株式会社は、両社間における血漿分画製剤の販売提携を、2015年3月末日で終了すると発表した。
田辺三菱製薬は同機構の血漿分画製剤を販売していたが、同機構の販売体制が整ったため、今回の販売提携終了に至ったという。
日本血液製剤機構の販売体制が整った
日本血液製剤機構は、日本国内における血漿分画事業の安定的継続と、血漿分画製剤の国内自給達成を目指して、2012年に設立された。事業開始以来、田辺三菱製薬は同機構と締結した売買基本契約に基づき、同機構が供給する血漿分画製剤を販売していた。
しかし今般、日本血液製剤機構の販売体制が整った。そのため両社は、血漿分画製剤に関する売買基本契約を2015年3月末日をもって終了することで合意。田辺三菱製薬は、同日をもって血漿分画製剤の販売を終了する。
「善意と医療のかけ橋」を基本理念として
2015年4月1日以降の血漿分画製剤販売については、日本血液製剤機構が医薬品卸を通じて行う。
日本血液製剤機構は「善意と医療のかけ橋」を基本理念として、血漿分画製剤のより一層適正な情報提供活動および国内自給達成に取り組むとしている。田辺三菱製薬は、血漿分画製剤の販売は終了するが、これからも自社医薬品の適正な情報提供を通じて患者のQOL向上に貢献するとしている。

血漿分画製剤の販売提携終了に関するお知らせ - 田辺三菱製薬株式会社
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