「ダクルインザ錠60mg」と「スンベプラカプセル100mg」新発売
2014年9月3日、ブリストル・マイヤーズ株式会社は「ダクルインザ錠60mg」(一般名:ダクラタスビル塩酸塩)と「スンベプラカプセル100mg」(一般名:アスナプレビル)を発売開始したと発表した。
効能または効果としては、セログループ1(ジェノタイプ1)のC型慢性肝炎またはC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善となる。対象となるウイルス血症は、インターフェロンを含む治療法に不適格の未治療あるいは不耐容の患者のもの、またはインターフェロンを含む治療法で無効となった患者のもののいずれか。
両剤の併用療法により、日本初のインターフェロン及びリバビリンを必要としない経口薬のみによるC型慢性肝炎の治療が可能となる。
(画像はニュースリリースより)
国内のC型慢性肝炎、C型代償性肝硬変患者の多くが65歳以上
国内におけるC型慢性肝炎及びC型代償性肝硬変の患者の多くが65歳以上であり、高齢、合併症リスク、副作用などの理由からインターフェロンを含む治療を受けることができない現状がある。
両剤の発売により、そういった患者に対して安全性および有効性が良好な、新しい治療の選択肢が提供される。
同社はさらに、「ダクルインザ」と「スンベプラ」について、C型慢性肝炎のインターフェロンを含む治療法に適格の未治療患者および前治療再燃患者に対する適応追加申請を行った。

ブリストル・マイヤーズ、2種類の経口抗ウイルス剤「ダクルインザ錠60mg」「スンベプラカプセル100mg」を新発売
http://www.bms.co.jp/press/20140903.html