健康に対する米国人の考え方を浮き彫りに
米国研究製薬工業協会(PhRMA)は、「第2回全米健康年次調査:楽観から治癒へ」を実施し、その結果を発表している。
この調査は、米国人1207名を対象にしたもの。健康に対する米国人の考え方や、今日の医療状況における健康意識の現状について、興味深い結果が出ている。
病院以外からも医療情報を得る人、78%
PhRMAは、米国の主要な研究開発志向型製薬企業とバイオテクノロジー企業を代表する団体。加盟企業は、新薬の発見・開発を通じ、新しい治療法を探求している。
PhRMAは今回の調査の結果について、「医療情報を入手する方法」「その情報への対処方法」の劇的な変化が示されていると分析。
78%の人が病院以外からも医療情報を得ていると回答し、25%の人が主治医の勧めとは違うことを実践した経験があると回答した結果を示し、米国人の多くが健康に関する新たな情報源を求め、意思決定も以前に比べて自ら行うようになったとしている。
「厄介な」俗説が根強く残る面も
一方、健康に関する「厄介な」俗説が根強く残り、基本的な事実や手法について誤解している人が少なくないことも指摘。特に幼児期のワクチン接種に対する誤解は著しいとして、ワクチンが自閉症の原因になり得ると考える国民が25%存在することを示している。
「第2回全米健康年次調査」の詳細は「第2回 PhRMA 年次調査」レポート (英文のみ)で。

「第2回 PhRMA 年次調査」レポート (英文のみ)
http://www.phrma.org/sites/default/files/~PhRMA「第2回全米健康年次調査」より~ 米国国民の78パーセントが「病院以外からも医療情報を入手」 - プレスリリース
http://www.phrma-jp.org/archives/pdf/