デュピュイトラン拘縮治療薬
2014年7月31日、旭化成ファーマ株式会社は、同社が国内で開発を進めてきたデュピュイトラン拘縮治療薬「ザイヤフレックス」の製造販売承認申請を行ったと発表した。
同剤は米国のオキシリウム社(Auxilium Pharmaceuticals, Inc.)が開発したクロストリジウム ヒストリチクム菌由来のコラゲナーゼ製剤。それまで手術以外の効果的な治療法がなかったデュピュイトラン拘縮に対し、局所注射剤として新しく開発された。
日本においては2011年に同社が独占的開発・製造・販売権を取得している。承認されれば、国内のデュピュイトラン拘縮治療において、新たな選択肢となる。
(画像は旭化成ファーマ株式会社ホームページより)
米国、欧州、カナダ、オーストラリアなどで承認済み
デュピュイトラン拘縮は、手掌腱膜が肥厚・収縮し、病態の進行とともに皮下の硬結、手指の屈曲拘縮、伸展障害をきたす疾患だ。米国、欧州、カナダ、オーストラリアなどでは既に承認・販売が行われている。
日本における同剤の適応は触知可能な拘縮索を有するデュピュイトラン拘縮となる予定。

「ザイヤフレックス」の国内製造販売承認申請について
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/