タイおよびインドネシアにおける開発・販売に関して
小野薬品工業株式会社とMeiji Seikaファルマ株式会社は、経口プロスタグランジンE1誘導体製剤「リマプロスト アルファデクス」(以下「リマプロスト」)について、タイおよびインドネシアにおける開発・販売に関する契約を締結したと発表した。
小野薬品が保有する薬剤
「リマプロスト」は、小野薬品が保有する薬剤。末梢血管拡張による血流量増加作用および血小板凝集抑制作用を有する、経口プロスタグランジンE1誘導体製剤だ。
同剤は、1988 年に「閉塞性血栓血管炎に伴う潰瘍・疼痛・冷感などの虚血性諸症状の改善」の効能・効果で製造承認を取得。さらに2001年には「後天性の腰部脊柱管狭窄症に伴う自覚症状(下肢疼痛、下肢しびれ)および歩行能力の改善」の効能・効果が追加承認されている。
独占的実施権を、Meijiに許諾
小野薬品は、今回締結された契約に基づき、タイおよびインドネシアにおける腰部脊柱管狭窄症
などの適応取得を目的に「リマプロスト」を開発・販売するための独占的実施権を、Meijiに許諾する。
Meijiは、小野薬品に契約一時金および開発マイルストンを支払い、現地子会社を通じてリマプロストの開発・販売を行う。上市後は、Meijiが小野薬品に対してロイヤルティを支払うとともに、売上高の目標達成に応じた販売マイルストンを支払うとしている。

タイおよびインドネシアにおけるリマプロスト アルファデクスの開発・販売に関する契約締結のお知らせ - プレスリリース
http://www.ono.co.jp/jpnw/PDF/n14_0728.pdf