第2回ヘルスケア・イノベーション・アワードの立ち上げを発表
2014年6月30日、グラクソ・スミスクラインplcは国際子ども支援NGOのセーブ・ザ・チルドレンと共同で第2回ヘルスケア・イノベーション・アワードを立ち上げたと発表した。
途上国の組織から自らの革新的なヘルスケアアプローチの取組事例を推薦してもらい、途上国での子どもの死亡を減少させることに成功すると認められたものに対して総額100万ドルを提供するというものだ。
推薦される取り組みは、5歳未満の子どもの生存率を具体的に改善した結果がある、持続可能なものである、規模を拡大して実施したり再現性のあるものである必要がある。
ヘルスケアに関するアワードではあるが、科学、栄養学、研究、教育または提携作業など、ヘルスケアに重点を置いたアプローチであれば推薦可能だ。詳細は外部リンクを参照のこと。
(画像はグラクソ・スミスクラインホームページより)
昨年はマラウイでの取り組みが最高賞を受賞
昨年、このアワードで40万ドルを受賞したマラウイのFriends of Sick Children(FOSC)は、低コストで生産できるバブル式持続的気道内陽圧キット(「bubble」Continuous Positive Airway Pressure kit)の生産に取り組んでいる。
呼吸不全の状態にある赤ちゃんの呼吸を助けるためのキットだが、先進国では1個6,000ドル以上する。FOSCはこれを400ドルほどで制作することに成功し、その革新的な取り組みが認められた。

グラクソ・スミスクラインとセーブ・ザ・チルドレン 途上国における小児死亡削減のためのヘルスケア・イノベーションに対し賞金100万ドル
http://glaxosmithkline.co.jp/press/GSK & Save the Children: $1M Healthcare Innovation Award to Improve Newborn Survival
https://www.innocentive.com/ar/challenge/9933457