新しい輸液システムの発売
テルモは閉鎖式輸液システム「シュアプラグAD」シリーズを全国の医療機関に向けて本格販売を開始したと2014年7月17日発表しました。同シリーズには、静脈ライン用コネクタ、輸液ポンプ用ストップコック、延長チューブなどがあります。
入院中や手術中の患者には点滴による体調管理が必要であり、体内に入る薬剤を微量でコントロールする必要性もあります。そして1本の点滴ルートには複数の医療機器や他の点滴ルートを組み合わせて様々な薬剤を投与する必要性もあります。このような状況では、医療従事者にとって物品準備の煩雑さや接続の失念、流量の調整などのリスクを伴うため、これらの改善が求められていました。
同製品の特徴とは
同製品の混注部分は、薬液が滞留することを防ぐため同社が独自開発した新しい構造を採用することで、薬剤の微量投与も可能となりました。また、注射器や点滴器具の接続にはアダプターが不要で、簡単かつ迅速な薬液注入を実現しています。これらの改善によって、操作間違いによるリスクを減らし、物品管理がより簡便になることで、臨床面及び経済面におけるメリットを提供できるのです。

テルモ プレスリリース
http://www.terumo.co.jp/