配合外用剤「ドボベット軟膏」
レオファーマ株式会社は、尋常性乾癬治療剤「ドボベット軟膏」の製造販売承認を取得したと発表した。
同剤は、活性型ビタミンD3であるカルシポトリオール水和物と、副腎皮質ホルモン(ステロイド)であるベタメタゾンジプロピオン酸エステルの、配合外用剤。
より高い有用性ならびに投与の簡便性を
乾癬は、慢性かつ難治性の皮膚疾患。患者の大半は軽症から中等症であり、治療としては活性型ビタミンD3やステロイドなどの外用剤が、主に用いられている。この外用剤には、より高い有用性ならびに投与の簡便性が求められていた。
このような状況に応えるべく、「ドボベット軟膏」は登場した。同剤は、1日1回の塗布で乾癬の皮膚症状を速やかに改善する、本邦初の活性型ビタミンD3とステロイドの、配合外用剤。尋常性乾癬治療に用いられる既存の外用剤に比して、高い有用性と投与の簡便性を提供できるため、尋常性乾癬の患者に対して満足度の高い新たな治療の選択肢を提供できるとしている。
自社で開発を手がけ発売する、初めての製品
「ドボベット軟膏」は、レオファーマが国内において自社で開発を手がけ発売する、初めての製品。同社は、昨年8月から同剤について厚生労働省に承認を申請。国内臨床試験の結果から有効性と安全性が確認され、尋常性乾癬を効能・効果とする承認を取得した。
同剤の発売時期については、薬価収載後にあらためて発表される。

尋常性乾癬治療のための配合外用剤「ドボベット軟膏」の承認を取得 - プレスリリース
http://www.leo-pharma.jp/