タカラバイオが経済産業省の事業に採択
タカラバイオは、経済産業省との間で再生医療に関する委託契約を締結したことを2014年7月3日に発表しました。今回の委託契約の背景には、経済産業省が進めている平成26年度の「再生医療の産業化に向けた評価基盤技術開発事業(再生医療等の産業化に向けた評価手法等の開発)」があり、同社はこの事業に採択され、今回の委託契約締結に至ったものです。
本事業の内容
本事業は、再生医療等における製品等について優れた技術シーズを製品化していくことを促進するために、承認検査や適合性評価などを通じて必要な評価手法を開発することを目的としています。
同社では、この事業においてTCR遺伝子治療をモデルとした形で、遺伝子改変を加えたT細胞やその原材料の製造方法・製造場所を変更する際の同等性を評価するための手法を開発する予定です。さらに、同社ではこのT細胞の輸送条件が品質に与える影響に関する評価手法を開発することも目指しています。
今回の契約における委託金額は上限がおよそ4900万円となっており、その期間は平成26年7月1日から平成27年3月31日までとなっています。同社では今回の事業を通じてTCR遺伝子治療をはじめとする様々な臨床開発プロジェクトを推進していくことも表明しています。

タカラバイオ プレスリリース
http://www.takara-bio.co.jp/