独占販売権を取得
エーザイ株式会社の診断薬事業子会社であるエーディア株式会社は、血清中4型コラーゲンの測定用試薬「パナッセイ4・C「ラテックス」」を、2014年7月2日に発売すると発表した。
同製品は以前、積水メディカル株式会社が販売していたが、エーディアが独占販売権を取得。販売をエーディアが行い、プロモーションはエーディアとエーザイが共同で行うという。
(画像はプレスリリースより)
肝線維化の進展度を把握する際、有用なファクター
肝臓では、線維化の進展とともに基底膜が形成され、主要成分である血中の4型コラーゲン量が増加するという。そのため、血清中4型コラーゲンを測定することは、慢性肝炎から肝硬変に至る肝線維化の進展度を把握する際、有用なファクターとなる。
肝線維化の進展度の把握は、肝硬変の診断・C型慢性肝炎の治療方針の決定・発癌リスクの予測などの補助として活用されている。
肝硬変の診断においては、肝線維化マーカーの使用という形で。C型慢性肝炎の治療方針の決定においては、肝線維化の進行を評価しながらの治療選択という形で。発癌リスクの予測においては、肝臓の線維化を発癌リスクの指標の一つとして用いる形で。いずれの場合も、血清中4型コラーゲンが測定される。
プロモーションはエーディアとエーザイが共同で
同製品は、積水メディカル株式会社が2003年1月より販売していたが、今回エーディアが積水メディカルより独占販売権を取得。今後については、エーディア及びエーザイの販売提携契約に基づいて、同製品の販売はエーディアが行い、プロモーションはエーディアとエーザイが共同で行うという。
エーザイ及びエーディアは、同製品の有用性を広く紹介することで、慢性肝疾患患者のベネフィット向上により一層貢献するとしている。

エーディア、血清中4型コラーゲンの測定試薬「パナッセイ4・C「ラテックス」」を新発売 - プレスリリース
http://www.eisai.co.jp/news/news201434.html