再発・難治性低悪性度非ホジキンリンパ腫で追加承認
シンバイオ製薬株式会社(以下、シンバイオ)は、開発品SyB L-0501(一般名: ベンダムスチン塩酸塩)が、韓国で2014年6月16日付で、再発・難治性低悪性度非ホジキンリンパ腫を適応症として承認されたと発表した。
開発品SyB L-0501:ベンダムスチン塩酸塩
ベンダムスチン塩酸塩は、2011年5月に既に韓国では慢性リンパ性白血病及び多発性骨髄腫を適応症として、承認され、エーザイ株式会社の韓国子会社Eisai Korea Inc.が販売を行っている。
ベンダムスチン塩酸塩は、旧東ドイツのイエナファルマ社より合成された抗がん剤であり、アルキル化作用によるDNAの損傷、アポトーシス誘導など複数の機序を介してがん細胞の増殖を抑制する。
現在、欧州の各国においては、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、慢性リンパ性白血病などを適応症として、「Ribomustin(R)」または「Levact(R)」の製品名で販売されている。
シンバイオは、Astellas Deutschland GmbHより、日本、中国、韓国、台湾、シンガポールにおける開発及び販売についての独占的権利を取得した。
日本国内においてはシンバイオが2010年10月に再発・難治性の低悪性度非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫を適応症として承認を取得し、2010年12月から業務提携先のエーザイより「トレアキシン(R)」の製品名で販売している。

シンバイオ製薬株式会社ニュースリリース
http://www.symbiopharma.com/news/20140618.pdf