「ケモセーフインフュージョンセット」に追加
2014年6月25日、テルモ株式会社は同社が販売する閉鎖式の抗がん剤投与システム「ケモセーフ」シリーズの「ケモセーフインフュージョンセット」において、点滴筒付バッグアクセスタイプを追加し販売を開始したと発表した。
2010年より発売されている「ケモセーフ」シリーズは、抗がん剤を取り扱う人が直面する薬剤曝露の危険性を低下させるため、様々な工夫が施されたシステムだ。点滴筒付バッグアクセスの追加販売により、より安全に抗がん剤の投与準備を行える。
点滴筒付バッグアクセスタイプの仕様はAFFクリップ、フィルター、AFFクリップおよびフィルターの3タイプ。
(画像はニュースリリースより)
抗がん剤への曝露防止への取り組み
2014年5月、厚生労働省から「発がん性等を有する化学物質を含有する抗がん剤等に対するばく露防止対策について」という通知文書が出されている。
細胞毒性や発がん性を有するものも多い抗がん剤は、その調製、点滴に関わる医療関係者の健康に影響を及ぼす恐れがある。
同社は抗がん剤の開発にとどまらず、その投与において安全な環境の確保に向け、医療現場での適正使用に関する研修も実施している。

テルモ、薬剤曝露対策の閉鎖式抗がん剤投与システムに点滴筒付バッグアクセスタイプを追加
http://www.terumo.co.jp/pressrelease/detail/20140625/123