喘発作時等にすぐ吸入できる
大塚製薬株式会社は、「メプチンスイングヘラー10μg吸入100回」を、7月2日に発売する。
同剤は、薬剤の残量がわかるドーズカウンターを装備したドライパウダー吸入式製剤「メプチンクリックヘラー10μg」の改良品にあたる。喘息やCOPDの患者が、喘発作時等にすぐ吸入できる製剤として開発されたという。
(画像はプレスリリースより)
望まれていたドライパウダー式吸入剤
日本国内の喘息患者数は、約105万人にのぼる。年間の喘息死は約2000人にまで及び、特に高齢者が亡くなるケースが多い。喘息の軽度発作時には、速やかにかつ確実に吸入できることが要求される。そのため、小児や高齢者でも直ぐに使える簡単操作のドライパウダー式吸入剤が望まれていた。
このニーズに対応するべく、大塚製薬は同社創製のβ2刺激作用の気管支拡張剤として、「メプチン」を1980年に発売。以降、より良好な服薬を可能にするべく、様々な剤形を開発してきた。今回の新製品「メプチンスイングヘラー10μg吸入100回」は、通算12製剤目となる。
「メプチンクリックヘラー10μg」の改良品
「メプチンスイングヘラー10μg吸入100回」は、薬剤の残量がわかるドーズカウンターを装備したドライパウダー吸入式製剤「メプチンクリックヘラー10μg」の改良品にあたる。
同剤はドライパウダーを吸入するタイプなので、 エアゾール型とは違い、薬剤の噴霧と吸引するタイミングを合わせなくても吸入が可能。また、同社の連結子会社・大塚テクノ株式会社と共同開発した粉末吸入器「スイングヘラー」により、操作の簡素化および小型化を実現している。加えて、容器とキャップを一体化することで、防湿機能も付加している。
「メプチンスイングヘラー10μg吸入100回」は、7月2日発売。

いち早く吸入できる気管支拡張剤「メプチンスイングヘラー10μg吸入100回」国内7月2日発売 - プレスリリース
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