大塚製薬工場、経腸栄養剤「ラコールNF配合経腸用半固形剤」発売

株式会社大塚製薬工場は、経腸栄養剤「ラコールNF配合経腸用半固形剤」を、6月2日に発売した。

同剤は、経腸栄養剤では本邦初となる半固形剤。現在広く使われている「ラコールNF配合経腸用液」と同一の有効成分及び含量を有し、三大栄養素であるビタミン・ミネラル・微量元素を、バランス良く配合した半消化態経腸栄養剤となっている。

（画像はプレスリリースより）

医療現場では近年、液剤の経腸栄養剤の投与に際し、添加物を加えることで半固形に調製する方法が行われている。

これは、通常の食事摂取により近い形で投与することにより、胃が本来持つ生理的な運動の誘引を期待してのこと。副作用対策および投与にかかる患者の拘束時間短縮にも有効と考えられている。

しかしこの方法は、半固形への調製時における微生物汚染の危険性や、一定品質の確保が困難であることも指摘されている。医療現場からは、あらかじめ半固形である医薬品経腸栄養剤の開発が望まれていた。

「ラコールNF配合経腸用半固形剤」は、そんな医療現場のニーズに応えるもの。

同剤は、形状をあらかじめ半固形とすることで調製時の微生物による汚染の機会を減らし、一定の品質を確保している。三大栄養素であるビタミン・ミネラル・微量元素をバランス良く配合し、「ラコールNF配合経腸用液」と同様の有効性及び安全性を実現。また、投与時間を短縮の可能にしている。




大塚製薬工場 経腸栄養剤「ラコールNF配合経腸用半固形剤」6月2日新発売 - プレスリリース
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