インフルエンザウイルスキットに関する売買契約
キョーリン製薬ホールディングス株式会社の子会社の一つである杏林製薬は、ロート製薬との間でインフルエンザウイルスキットに関する売買基本契約を締結したことを発表しました。今回の契約に基づいてロート製薬は製品の供給を行い、杏林製薬が2014年9月から販売を開始することとなりました。
当該インフルエンザウイルスキットの特徴
今回契約によって販売することとなった商品名は「ナノトラップ(R) Flu A・B」で、この商品は判定感度が高いだけではなく、判定時間が短いという特徴があります。測定の操作法は1ステップと簡便で検体液を滴下して目視で判定することができ、滴下後3分から8分で結果を得られます。
このキットを利用することで、鼻腔吸引液、鼻腔ぬぐい液、鼻汁鼻かみ液中にあるインフルエンザA又はインフルエンザBウイルス抗原を検出することが可能です。また測定方法はイムノクロマト法を採用しており、1つで10テスト可能。
杏林製薬では呼吸器科・耳鼻科・泌尿器科といった特定の領域において医薬品の製造を行ってきたが、本製品の販売を通じて、ユーザーニーズへのより一層の対応と、同社の重点領域である呼吸器領域における商品の補給及び充実を図ることを狙っている。

杏林製薬 プレスリリース
http://www.kyorin-pharm.co.jp/