富士製薬が国内独占販売権を獲得
富士製薬工業株式会社(以下、「富士製薬」)は、2013年10月15日に取締役会を開催。
Mallinckrodt Plcのグループ会社とマリンクロットジャパン株式会社は、非イオン性造影剤『オプチレイ注』(イオベルソール注射液)の日本での製造販売承認を保有している。今回の取締役会で、富士製薬に、この非イオン性造影剤『オプチレイ注』(イオベルソール注射液)の国内独占販売権を移管する、という契約の締結を決定した。
販売を移管した目的と製品概要
富士製薬は、今回の合意で、急性期医療事業の拡大を図る富士製薬と、新たなビジネスの展開などに力を注いでいるマリンクロットジャパン株式会社のニーズが一致したことにより実現したとしている。
また、富士製薬は、既存品である非イオン性造影剤『オイパロミン注』(イオパミドール注射液)と『イオパーク注』(イオヘキソール注射液)に、今回の『オプチレイ注』(イオベルソール注射液)が加わることで、急性期医療領域へさらなる貢献ができるものと期待している。
なお、非イオン性造影剤『オプチレイ注』(イオベルソール注射液)は、Mallinckrodt Plcが開発し、アメリカで1989年に発売され、日本でも血管用、尿路用、CT用などさまざまな用途別・濃度別に合計15種類の製品が販売されており、現在、50カ国以上の多くの医療機関で使用されている。

富士製薬工業株式会社
http://www.fujipharma.jp/