効能・効果は、去勢抵抗性前立腺癌
アステラス製薬株式会社は、経口アンドロゲン受容体シグナル伝達阻害剤「イクスタンジカプセル 40mg」を日本において発売した。
同剤の効能・効果は、去勢抵抗性前立腺癌。海外では「XTANDI」の製品名で、23か国において発売されている。
アンドロゲン受容体シグナルの伝達を阻害
「イクスタンジカプセル」は、1日1回投与の経口剤。前立腺癌の成長に重要なアンドロゲン受容体シグナルの伝達を、複数の作用により阻害する。
同剤は、同社と米メディベーション社が共同で開発・商業化を進め、2012年8月には米国で、2013年6月には欧州で、ドセタキセルによる化学療法施行歴を有する転移性去勢抵抗性前立腺癌の治療薬として、承認を取得した。2014年4月末現在、「XTANDI」の製品名で、23か国において発売されている。
医療過誤防止のため、薬剤の識別性を向上
今回の発売に際し同社は、わかりやすい表示デザインを取り入れた。医療過誤防止の観点から、1剤ごとに「イクスタンジ40」と製品名・含量を表示。包装から取り出した後でも薬剤の識別性が容易になるよう、工夫した。
同社は、去勢抵抗性前立腺癌に対する新たな治療選択肢を日本国内においても提供することで、前立腺癌治療に一層の貢献ができると期待しているという。

前立腺癌治療剤 「イクスタンジカプセル」 新発売のお知らせ - プレスリリース
http://www.astellas.com/jp/corporate/