NEDOの助成事業に採択
株式会社アイロムホールディングスは、同社の子会社が「臨床使用iPS細胞作製用ベクターのGMP対応製造技術の整備」について、独立行政法人新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)が主催する平成25年度イノベーション実用化ベンチャー支援事業の助成事業に採択されたと発表した。
研究者から高い評価を得たCytoTune-iPS
「臨床使用iPS細胞作製用ベクターのGMP対応製造技術の整備」が採択されたのは、ディナベック株式会社。株式会社アイロムホールディングスの100%子会社にあたる。
3年前には、核初期化因子を搭載したセンダイウイルスベクターから成るiPS細胞作製用キット(CytoTune-iPS)を、全世界で発売。同キットは、研究用ツールとして国内外の研究者に高い評価を得ている。
近年の目覚ましい研究の進歩を受け、ディナベックには、再生医療早期実現を目指すユーザーから同キットを用いた臨床開発の要望が強くなってきていたという。
再生医療の早期実現に向けて
この状況を受けディナベックは、iPS細胞を用いた臨床開発を支援するため、NEDOが主催する平成25年度イノベーション実用化ベンチャー支援事業の助成事業として、iPS細胞作製用ベクターのGMP対応製造技術を開発する。
基礎研究から臨床開発までのシームレスな研究開発をサポートし、再生医療の早期実現に向けて貢献するとしている。

当社子会社による臨床使用 iPS 細胞作製用ベクターの GMP 対応製造技術開発に関するお知らせ - プレスリリース(PDF)
http://www.irom-hd.co.jp/up_pdf/20140519134504ディナベック株式会社
http://www.dnavec.co.jp/jp/