欧州、アジア地域への輸出販売権も獲得
参天製薬は5月13日、米国の医薬品大手Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)の、眼科製品の製造販売権を取得すると発表した。
参天製薬は前金として約6億ドルを支払い、更に契約条件にのっとった追加金を支払う予定。今回の契約締結で日本の他、国外では欧州、アジア太平洋地域への輸出が可能になった。
(画像は、参天製薬のホームページより)
眼科治療で需要の高い、緑内障点眼薬
取得対象となるのはCOSOPT、COSOPT PF、TRUSOPT、TRUSOPT PF、TIMOPTIC、TIMOPTIC XE、TIMOPTIC PF、SAFLUTAN、TAPTIQOMの緑内障・高眼圧症治療剤9製品。
参天製薬は“世界で存在感のあるスペシャリティ・カンパニー”を目標に、2020年に向けた長期的な経営戦略を掲げており、今回の製造販売件取得で、海外輸出高の増加が期待される。
症状が悪化すると失明に至るといわれる緑内障は、治療ニーズが非常に高い。MSDから買い取った眼科製品の年間予想売上高は、約4億ドルとなる見込みだ。

参天製薬株式会社のニュースリリース
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx参天製薬株式会社
http://www.santen.co.jp/ja/