ASCOサイトで、発表内容の抄録を公表
大日本住友製薬株式会社は、5月30日から6月3日に開催される米国臨床腫瘍学会(ASCO)の2014年年次総会において、開発中の抗がん剤「BBI608」および「BBI503」に関するポスター発表を行う。
それに先立ち、ASCOのウェブサイトにおいて発表内容の抄録が公表された。
期待される「BBI608」「BBI503」
「BBI608」および「BBI503」は、同社の米国子会社にあたるBoston Biomedical, Inc.が創製した。がん幹細胞の自己複製を阻害し、がん細胞とがん幹細胞に対して細胞死を誘導する、新しいメカニズムのファースト・イン・クラスの低分子経口剤だ。
がん細胞とがん幹細胞の両方に作用するため、がん治療の課題である治療抵抗性・再発・転移に対する効果が期待されている。
発表は、4演題
ASCOにおける同社の発表は、4演題が予定されている。
「BBI608:固形がん(単剤)の第1/2相試験の継続試験における新製剤の検討試験の結果」「BBI608:固形がん(パクリタキセルとの併用)の第1/2相試験の結果」「BBI608:結腸直腸がん(単剤)の第3相国際共同治験の試験計画」「BBI503:固形がん(単剤)の第1相試験の結果」がそうだ。
ASCOでも、上記4演題の抄録が公表されている。

抗がん剤 BBI608 および BBI503 の米国臨床腫瘍学会(ASCO)における発表内容のお知らせ - プレスリリース
http://www.ds-pharma.co.jp/pdf_view.php?id=599