YLバイオロジクスを設立
株式会社陽進堂(以下、陽進堂)は、インドのムンバイにある製薬会社ルピンリミテッドと合弁会社YLバイオロジクスを設立することに合意した。
YLバイオロジクスは、バイオ医薬品の開発・製造販売・その関連業務を業務内容とする。資本金は3億円陽進堂が55%、ルピンリミテッドが45%の割合で出資した。東京都中央区に本社が置かれ、役員は両社から3名派遣される。
ルピンリミテッド
ルピンリミテッドは自社及びジェネリック医薬品薬の製造・開発を行っており、インドでは売り上げ規模で第3位、米国においては規模と成長性において第5位の企業である。また抗結核薬とセファロスポリンの分野に強みを持っている。
設立の背景
モノクローナル抗体をはじめとするバイオ医薬品は、関節リウマチやがんの治療に使用されているために市場における伸び率が急上昇している。しかしながら、バイオ医薬品は低分子医薬品と比較して、価格が高価であることから、バイオ後続品を使用した医療費の低減が望まれている。
陽進堂とルピンリミテッドは、このような状況を受けて日本国内でのバイオ後続品の開発を狙いとし、合弁会社の設立することで、ニーズに応えていきたいとコメントしている。
最初は関節リウマチ剤のエンブレル(R)「一般名:エタネルセプト」のバイオ後続品をルピンリミテッドから導入し、臨床開発をはじめ、最終的には日本国内での上市を目指すことを目的とする。
両社は、今回の業務提携をきっかけとし、それぞれの事業の発展を目指し、日本国内医薬品市場での地位を確固たる存在となることを狙いとしている。

株式会社陽進堂ニュースリリース
http://www.yoshindo.co.jp/news/pdf/yl-bio.pdf株式会社陽進堂
http://www.yoshindo.co.jp/ルピンリミテッド
http://www.lupinworld.com/#