中等症から重症の尋常性乾癬に対する全身療法の第一選択薬として
2014年11月25日、ノバルティス・ファーマは、第3b相試験を実施中のインターロイキン17A(IL-17A)阻害薬「セクキヌマブ(AIN457)」が、欧州医薬品委員会(CHMP)より中等症から重症の尋常性乾癬に対する全身療法の第一選択薬として、承認勧告を取得したことを明らかにした。
現在、欧州では抗腫瘍壊死因子製剤(抗TNF製剤)やウステキヌマブなど全ての生物学的製剤は、全身療法の第二選択薬にとどまっている。この勧告は、明らかな副作用を持つ他の全身療法の第一選択薬に代わり、医師が「セクキヌマブ」を乾癬患者に処方できることを意味するものだ。
これにより、同剤は全身療法が必要な乾癬患者に対する第一選択薬として、CHMPから承認勧告を取得した初のIL-17A阻害薬となった。
肯定的な結果が得られた第3相臨床試験プログラム
今回の勧告は肯定的な結果が得られた第3相臨床試験プログラムの報告に基づいている。
同剤は2014年10月にも、米国の皮膚科用薬・眼科用薬諮問委員会(DODAC)から全会一致で米国食品医薬品局(FDA)に対する承認勧告を取得した。

ノバルティス・ファーマ プレスリリース
http://www.novartis.co.jp/news/2014/