長時間作用型の「オマリグリプチン」
MSD株式会社は、2型糖尿病治療薬「オマリグリプチン」の製造販売承認申請を世界に先駆けて提出したと発表した。
同剤は、長時間作用型のDPP-4阻害薬。週1回の投与で血糖値をコントロールすることが可能となるため、患者の服薬負担の軽減などが期待されている。
投与回数が週1回となる
「オマリグリプチン」は、MSDが販売するDPP-4阻害薬「ジャヌビア」とは異なる2型糖尿病治療薬。米国のMerck & Co., Inc.が開発した新規DPP-4阻害薬。従来の1日1~2回投与型とは異なり、週1回の投与で血糖値をコントロールすることが可能となる。
海外の臨床開発プログラムに先行して終了した「オマリグリプチン」の国内第3相臨床試験では、MSDの「ジャヌビア」と同様の有効性と忍容性を示すことが確認された。投与回数が週1回となることで、患者の服薬負担の軽減、また服薬アドヒアランスの向上などが期待されている。
糖尿病治療に関わる全ての人に
MSDは、世界140カ国以上で事業を展開し、革新的なヘルスケア・ソリューションを提供している企業。すこやかな世界の実現を目指して努力を続けるグローバルヘルスケアリーダーを自認している。
同社は今後も、患者や医療従事者をはじめとする糖尿病治療に関わる全ての人に多角的なアプローチでソリューションを提供し、糖尿病領域における真のパートナーを目指すとしている。

週1回投与のDPP-4阻害薬「オマリグリプチン」を承認申請 - MSD株式会社
http://www.msd.co.jp/newsroom/