長時間作用性の吸入気管支拡張剤
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社は18日、同社の「スピリーバ2.5 μgレスピマット60吸入」について、気管支喘息の適応を新たに取得したと発表した。
同剤は、長時間作用性の吸入気管支拡張剤。同社は今回の適応取得により、気管支喘息治療に新たな治療選択肢を提供できるとしている。
喘息患者に新たな選択肢を提供
「スピリーバ」は、抗コリン作用性の長時間作用性吸入気管支拡張剤。気管支を広げ、その効果は24時間以上にわたって持続する。慢性閉塞性肺疾患(COPD)を対象とする包括的な臨床試験データに基づいて、日本を含め多くの国においてCOPDの適応で承認されている。
日本では、2004年12月より「スピリーバ」の吸入用カプセルとして、また2010年5月より「スピリーバ レスピマット」として、同社が販売。1日1回2吸入で呼吸機能と喘息症状を改善する「スピリーバ レスピマット」は、吸入ステロイド剤などの治療を受けてもなお症状がある喘息患者に、新たな選択肢を提供している。
「今の症状」を改善し「未来のリスク」を軽減
今回の追加適応取得に関して同社は、「スピリーバ レスピマット」が気管支喘息の「今の症状」を改善し「未来のリスク」を軽減させるとして、喘息治療のアンメット・メディカル・ニーズを満たす薬剤になることを期待している。

スピリーバ レスピマット 気管支喘息の適応を取得 - 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社
http://www.boehringer-ingelheim.jp/news/