薬治療を続ける患者と中断した患者が対象
MSD株式会社は、糖尿病治療に関する患者の意識と実態を明らかにするための調査を実施し、その結果を公開している。
この調査は、全国の40歳から69歳の2型糖尿病患者を対象に実施された。経口薬治療を継続している患者と、過去に自己判断で治療を中断した経験がある患者の両方が、対象となっている。
多角的なアプローチでソリューションを提供すべく
MSD株式会社は、健やかな世界の実現を目指して努力を続けるグローバルヘルスケアリーダーを自認する企業。事業を展開している国は世界140カ国以上に及び、医療用医薬品やワクチン、バイオ医薬品などの提供を通じてユーザーと協力している。また、医療へのアクセスを推進する活動にも積極的だ。
同社はこれまでも、薬物治療や食事療法、また運動療法といった糖尿病治療全般に関わる情報を提供してきた。今後も患者や医療従事者をはじめとする糖尿病治療に関わる全てのユーザーに多角的なアプローチでソリューションを提供すべく、今回の調査は行われた。
食事・運動療法が負担と感じる患者、約6割
今回の調査では、食事・運動療法に対して負担と感じる患者は、全体で約6割に達するとわかった。また、薬物治療に対しても全体で約3割が負担と感じていた。いずれも、中断経験者の方が負担と感じる割合が高い結果となっている。
また医療関係者以外のサポートについては、治療継続者の約4割、そして中断経験者の約5割が「特にいない」と回答。同社は、糖尿病治療におけるアンメットニーズが改めて浮き彫りとなったとしている。

糖尿病治療に関する患者の意識と実態調査を実施 - MSD株式会社
http://www.msd.co.jp/newsroom/msd-archive/