呼吸器領域、自己免疫疾患領域などの医療用医薬品の国内市場を調査
東京都中央区に本社を置く総合マーケティングビジネスをてがける株式会社富士経済は、国内市場における医療用医薬品の調査結果を発表、その結果を「2014医療用医薬品データブック No.3」と題し報告書にまとめた。この市場調査は全部で6回実施される予定で今回は3回目の調査となる。
今回の調査の概要について
今回調査対象となったのは呼吸器領域5品目、整形外科領域3品目、アレルギー疾患領域2品目、自己免疫疾患領域5品目、そして皮膚科領域9品目と免疫抑制剤の合計25品目に関して市場調査を実施。
今回の調査結果でいくつか注目される市場があり、その一つが呼吸器領域におけるCOPD治療剤。この市場では吸入ステロイド剤や抗コリン剤などに代表される配合剤が市場を牽引。拡大の一途をたどっており、2014年には486億円の市場規模になる見通しだ。
これに加えて厚生労働省が推進している21世紀における第二次国民健康づくり運動」を通じてCOPDに対する認知度が向上していることも市場拡大を後押ししている。
また、整形外科領域における骨粗しょう症の治療剤についても、高齢化の進展に伴い治療患者数が増大していること、そして新しい製剤が継続的に市場に投入されていることから、市場が拡大。2014年の市場規模は2,411億円と予想されている。

富士経済グループ プレスリリース
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