1月に開催
日本病院薬剤師会が、精神科専門薬剤師の認定試験の詳細を発表した。精神科専門薬剤師は、精神科薬物療法認定薬剤師を取得後にとることができる資格。精神科専門薬剤師を取得後、精神科薬物療法認定薬剤師を教育することが可能となる。
平成20年4月より設けられた資格。
出題内容からみる傾向
精神科薬物療法認定薬剤師試験の内容の他に精神保健福祉に関する法律、コミュケーション方法をはじめ、向精神薬に対する知識や新薬の知識などが必要となる。
精神科薬物療法認定薬剤師の出題範囲では、精神科疾患などの診断基準の説明や治療法が問われる。治療に使用される薬に対する知識を問われる問題も多く出題される。「精神疾患の薬物療法ガイド」をはじめ、多くの参考図書より出題。これらの参考図書から、精神疾患や認知症など、薬物を利用した治療が中心となるため、患者に対して、薬剤師からの正しい説明が重要となると言える。
精神科領域の現場では、患者の話を直接聞くことが大切となる。患者の声を薬剤師が聞くことで、患者の状態を観察する必要がある。その一方で、カンセリングを薬剤師が行えない。患者を医師の元へ導く役割も必要となる。
精神科専門薬剤師認定試験 実施要項
【日時】平成27年1月18日(日) 10時から12時
【場所】日本薬学会 長井記念館
東京都渋谷区渋谷2-12-15
【申し込み・問い合わせ】日本病院薬剤師会 TEL 03-3406-0485

日本病院薬剤師会
http://www.jshp.or.jp/