日本製薬医学会の認証制度確立に協力
アストラゼネカ株式会社(以下「アストラゼネカ」)は、MSL(Medical Science Liaison)認定制度に対するJAPhMed(日本製薬医学会)の認証制度の確立に協力すると発表した。
高度で専門的な学術知識を持つMSL
MSLは、医学や科学における高度で専門的な学術知識を持ち、企業の社内外において製品の適正使用を推進するとともに、製品価値の至適化などを支援する職。プロモーション活動とは一線を引き、社外での医学情報の伝達・入手や、営業目的ではない科学的研究活動における研究協力などを行う。
近年、通常のMR(医薬情報担当者)が行うプロモーション活動ではカバーしきれない高度な情報を医師から求められるケースや、臨床研究支援に関する透明性の確保が求められるケースが増加している。このような状況を受けMSLへのニーズが高まっており、今回のアストラゼネカによる協力発表もそういった背景の元に行われた。
15年以上のMSL活動
アストラゼネカは、海外において15年以上というMSL活動の歴史を持ち、日本でも2012年にMSL活動を開始している。この経験を活かす形で、同社はMSL認定制度に対する外部認証制度確立のための協力を、JAPhMedに申し入れた。
JAPhMedはこの申し入れに合意し、現在は同社のMSL社内認定制度の資材や教育プログラムの実施状況についての審査を進められているという。審査を通過した場合、アストラゼネカはJAPhMedの認証を受ける最初の会社となる。

アストラゼネカ、MSL認定制度に対するJAPhMed(日本製薬医学会)の認証制度の確立に協力 - アストラゼネカ株式会社
http://www.astrazeneca.co.jp/media/pressrelease/