9月にFDAより販売許可を取得
武田薬品工業株式会社は、肥満症治療薬「Contrave」の米国内における販売を、同社の子会社と共に開始したと発表した。
同剤は、ナルトレキソン塩酸塩徐放製剤とブプロピオン塩酸塩徐放製剤の合剤。2014年9月に、米国食品医薬品局(FDA)より販売許可を取得している。
武田薬品とOrexigen社が共同で製品開発
「Contrave」の米国内販売を武田薬品と共に行う同社の子会社は、武田ファーマシューティカルズUSA Inc.(以下「TPUSA社」)と、OrexigenTherapeutics, Inc.(以下「Orexigen社」)。
武田薬品とOrexigen社は、2010年に米国・カナダ・メキシコにおける同剤の販売契約を締結。この契約に基づいて、製品開発については武田薬品とOrexigen社が共同で行い、承認まではOrexigen社が、承認後の開発活動は武田薬品が、それぞれ担当している。
体重管理に対する補助療法として
Orexigen社は「Contrave」の承認許可申請をFDAに行い、その後、武田薬品に移管。2014年9月には、FDAより販売許可を取得した。
許可の内容は、ボディ・マス・インデックス(BMI)が30kg/m2以上の成人肥満症患者、体重に関連する合併症を有するBMIが27kg/m2以上の成人体重過多の患者において、食事療法と運動療法による体重管理に対する補助療法としてのもの。

肥満症治療薬Contraveの米国における販売開始について - 武田薬品工業株式会社
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