蚊による吸血を80%以上阻害
2014年10月24日、バイエル薬品株式会社は同社が販売する犬用マダニ・ノミ駆除薬「フォートレオン」について「蚊の忌避」効果が新たに認められ、追加効能を取得したと発表した。
動物用医薬部外品として同様の効果をうたう既存の製品はあるが、動物病院から処方される動物用医薬品として「蚊の忌避」効能が承認されたのは同製品が初となる。
「フォートレオン」の有効成分の一つ、ペルメトリンは除虫菊成分であるピレスロイド系薬剤に分類される。これにより日本の代表的な蚊の種類であるアカイエカおよびヒトスジシマカによる吸血を80%以上阻害し、既存の動物用医薬部外品に比べて高い吸血減少率を示したという。
(画像はニュースリリースより)
薬液を犬の背中に滴下して使用
「フォートレオン」はピペット内の薬液を犬の背中に滴下して、ペルメトリンを含む有効成分を全身の皮膚・被毛上に行き渡らせることで、ノミおよびマダニを駆除する製品だ。
ビーグル犬15頭を用いたアカイエカ、ヒトスジシマカに対する忌避効果試験においても、同製品は最低常用量で約1ヵ月間、吸血を阻止する効果の持続を達成した。

バイエル薬品株式会社 ニュースリリース
http://byl.bayer.co.jp/html/press_release/2014/