設立グローバルパートナーとして
ドイツのバイエルヘルスケア社は、10月13日、国際血栓止血学会(ISTH)と共に「世界血栓症デー」の活動支援を開始した。
「世界血栓症デー」は、心血管死を引き起こす血栓症への関心を高めることを目的として、ISTHが設立したもの。同社は設立グローバルパートナーを務めている。
見過ごされる血栓症
血栓症は、血管内に血栓が形成され、それが静脈や動脈を塞いだ状態になる疾患。閉塞部位より先の組織が栄養素と酸素を得ることができなくなるため、重要な臓器の損傷を引き起こすことがある。
血栓症が深刻な問題であることは、見過ごされたり、誤解されたりしている場合が多いと、同社は考える。世界各地で最近実施された調査によると、血栓が命に関わる疾患であると考えている人は 10人に1人しかいなかったという。そのような現状に対応すべく、「世界血栓症デー」は設立された。
全世界で血栓症の発症リスクを抑制
「世界血栓症デー」は、10月13日と定められている。この日付設定は、「血栓症」という言葉の生みの親であり、血栓症の理解向上に貢献したドイツの病理学者ルドルフ・ウィルヒョウ氏の誕生日に由来する。
バイエルヘルスケア社は、「世界血栓症デー」の活動が、全世界で血栓症の発症リスクの抑制と、患者の健康の向上につながるとしている。

バイエル 「世界血栓症デー」を設立グローバルパートナーとして支援 - バイエル薬品株式会社
http://byl.bayer.co.jp/html/press_release/