R-Pharm CJSCと基本契約を締結
2014年10月10日、杏林製薬株式会社(キョーリン製薬ホールディングス株式会社の子会社)は、ロシアに本社を置くR-Pharm CJSCに対し、過活動膀胱治療剤「イミダフェナシン」のロシア及び周辺諸国における独占的開発権と販売権等を供与する基本契約を締結したと発表した。
同剤は杏林製薬が創製し、国内では「ウリトス錠0.1mg」及び「ステーブラ錠0.1mg」として2007年より販売されている。
R-Pharm CJSCは株式非公開のロシアのハイテク製薬会社であり、ロシアに3箇所、ドイツとロシアにGMP準拠の製造工場・原薬工場を持つ。40以上の支店でロシア及び独立国家共同体、米国、ドイツ、日本、トルコ、中央・北アフリカ、インドをカバーしている。
過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁を改善
「イミダフェナシン」はムスカリン受容体サブタイプに対して選択的な拮抗作用を示す新規の抗コリン剤。過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁といった症状を改善する。
過活動膀胱の治療に現在用いられている薬剤は口渇(口内乾燥)等の副作用があり、継続した服用が制限される場合があるとされるが、同剤は口渇が少ないことも特長だ。

イミダフェナシンのロシア及び周辺諸国における開発及び販売等に関する基本契約締結について
http://www.kyorin-gr.co.jp/news/docs/