製薬業界ニュース
2025年07月23日(水)
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富士フイルム子会社、高生産性細胞作製技術「Apollo」開発

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富士フイルム子会社、高生産性細胞作製技術「Apollo」開発

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バイオ医薬品の量産のために
富士フイルム株式会社は、同社の子会社が高生産性細胞作製技術「Apollo(アポロ)」を開発したと発表した。

「Apollo」は、バイオ医薬品の量産に適した動物細胞株の作製期間を短縮し、タンパク質産生量を向上する技術。開発した子会社は、FUJIFILM Diosynth Biotechnologies USA., Inc.(以下、FDBU) と、FUJIFILM Diosynth Biotechnologies UK Limited(以下、FDBK)。

バイオ医薬品
(画像はプレスリリースより)

作製期間を約2/3に短縮
バイオ医薬品は、遺伝子を組み換えた微生物株や動物細胞株に産生させたタンパク質などを活用した医薬品。中でも抗体医薬品は、薬効面と安全面の両立性の高さから市場が拡大している。

抗体医薬品は、複雑な構造のタンパク質を産生させることが可能な動物細胞株を用いて生産されるため、良質な動物細胞株を獲得することが非常に重要となる。今回開発された「Apollo」は、その動物細胞株の作製期間短縮と、タンパク質産生量の向上を実現する技術だ。

動物細胞株の作製期間短縮については、同社従来比で期間を約2/3に短縮し、約25週間で作製が可能だという。タンパク質産生量の向上については、培養タンク1Lあたりの産生量が同社従来比で約5倍に向上するとしている。

革新的なバイオ医薬品の早期創出に
FDBUとFDBKは、富士フイルム株式会社が米国Merck&Co.,Inc.から買収したバイオ医薬品CMO。両社が受託製造で長年培ってきた細胞培養技術やノウハウが活用され、「Apollo」は開発された。

今後も両社は「Apollo」を活用し、バイオ医薬品の開発期間の短縮化および革新的なバイオ医薬品の早期創出に貢献するとしている。


外部リンク

富士フイルムのバイオ医薬品受託製造会社 高生産性細胞作製技術「Apollo(アポロ)」を開発 - 富士フイルム株式会社
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/
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